魔法使いの約束
-
匂い立つような花
「十二歳の少年は花のように美しく、十三歳の少年はそれを超えるほどに愛らしい」こんな風に歌いあげた、古代ギリシャの詩が存在する。その年頃の少年にしかない美しさを…
-
愛されているから怖かった
衣擦れの音と、金具がこすれ合う音で目が覚めた。まだ少しぼんやりとする視界の中で、こちらに背を向けて着替えをするカインの姿がある。まだ夢を見ているような心地で、…
-
逃げ道を塞がれた祝福
いま思い返すと、想いを告げるには絶好のシチュエーションだったのかもしれない。自分も目が冴えてしまって、と言う彼を連れて、中庭へ出たのが全てのはじまりだった。「…
-
甘やかな失声
目を覚ました時、いつもと変わらない朝が来たかのように思えた。けれど、寝返りをうった途端に、それが間違いだったと気づく。目の前に、賢者さまの寝顔があった。ヒース…
-
残弾なしまでの猶予
ヒースから向けられる好意について、うすうす勘づきながらも、心の中では否定していた。ただの思い込みだ、とか、親切にしてくれてるだけの彼に失礼だ、という風に。「賢…
-
届かない花
食堂に飾られている花は、ルチルやカナリアが定期的に替えているらしい。そう教えてもらった流れで「晶って、白い花が似合いそうだよな」とカインに言われたのがすべての…
-
Twitterまとめ3(フィガ晶♂)
※ツイッターで呟いたネタまとめ 順序不同 フィが再婚で晶くんの父親になった世界線で「よく人間は本能的に近親相姦を避けるって言うけどさ、もし君の体に一滴でも俺の血…
-
Twitterまとめ(ヒス晶♂)
※ツイッターで呟いたネタまとめ 順序不同 ヒスに「ケンジャ様の晶って名前、宝石に光が当たって多面的に輝いてるみたいな字ですね」と言われて、(言葉が違うのに水晶…
-
Twitterまとめ(カイ晶♂)
※ツイッターで呟いたネタまとめ 順序不同 カインとヒースからの賢者様への好感度マックスな世界線で、カインが「魔法舎の中で一番最初に賢者様に会ったのって俺たちだか…
-
壊れたビデオテープ
これはそんなに重い話ではない、と前置きしたって、大抵の人はこちらを心配してくるだろうし、それ以外の人は構ってほしくてこんなことを言ってるんだ、と一蹴するだろう…