#デリコズ・ナーサリー今期のアニメ「デリコズ・ナーサリー」を3話まで視聴したので感想を書いていく。「アニメを見る」という行為そのものが久しぶりで新鮮なので、ここに書いておきたいと思った。今までの人生で、5話以上見てきたアニメシリーズって多分片手で数えられるくらいなんじゃないかな……。今でも習慣的に見ているサザエさんとか、一時期ハマっていたサウスパーク・まどマギくらいです(謎ラインナップ)ちなみに今現在最新話の5話まで視聴済(これを書いた時は3話まで視聴していた)続きを読む「デリコズ・ナーサリー」渦巻く陰謀と育児──高貴なる貴族の吸血種たちが我が子の《育児》に奮闘する裏で、伝説の吸血種《TRUMP》に纏わる怪しい陰謀が渦巻く。名門中の名門とされる特級貴族家系であるデリコ家。その当主であるダリ・デリコを取り巻く因縁の物語──。メインの登場人物は主人公ダリを含めた、ヴラド機関所属の男性貴族4人。全員が既婚者なので、それぞれに子供がいます。アニメとしてはなかなかに珍しい設定。話の軸はこの4人による男性主体の子育てと、連続殺人事件捜査の2つが並行して行われる感じ。事前知識なく視聴した感想なのですが、情報の開示のされ方が丁寧で分かりやすいな、という印象。直前に書いた「男性主体の子育てと、連続殺人事件捜査の2つの両立」という物語のテーマが第一話の時点ではっきりと表現されているので、「これからどう見ていけばいいのか」の道が舗装されてるのも親切で良い。このアニメの事前情報をちらっと見た時、「耽美な画風」や「既婚者の成人男性がメイン」という要素を目にして、一部のファンにだけ刺さればいいと作られた、悪く言うと独りよがりで不親切な作風なのかな~という印象があったので、それがひっくり返されるくらいの丁寧で作りでびっくりしました。世界観特有の単語を出す流れも綺麗で、例えば「繭期の少年少女が~」という台詞が出てきて繭期ってなに? と思っていると、後半のシーンで「誰にでも繭期は来る」「繭期になればクランに入って友を得るんだ」と語りかけるシーンが挟まれて、ああ子供時代のことね、クランは学校的な場所ね、と理解しやすいようにしてくれている。ここは後ろで流れる映像からも繭期=子供時代とうっすら理解できるようにしてくれている。逆にぱっと見では分かりにくい単語はすぐに解説が入る。例えば「TRUMP(トランプ)の存在が~」云々の台詞の直後に「トゥルーオブバンプ(吸血鬼の始祖的存在)」の略であると説明してくれる。メイン4人の性格がはっきりしているので、キャラを覚えるのにもストレスがかからなくて良い。1話時点でも、ダリ→個人主義が強い、尊大だが親しみやすい、建前や貴族としての責務を軽視している ゲルハルト→ダリとは反対に全体主義、貴族としての責務に重みを置いている、そのためなら個人を軽視して圧をかけるシーンも多い エンリケ→他人をちゃん付けしたりと軟派な印象、しかし軽薄ではなく仲を取り持つシーンが多い、物事に柔軟 ディーノ→ 陰気、子育てよりも仕事を優先、時には声を荒げたりとゲルハルトほどでないにしろ圧の強さを感じるとはっきり分かるのが良い。その中でも主役級のダリとゲルハルトが、創作世界でよく見られる黒髪+金髪の二人組の王道(性格等)をある程度踏まえてくれているのを感じる。そしてこの新規勢への新設設計のおかげで、自分はてっきり単発のオリジナル作品なのかと思っていた。男性が主体で子育てする、というのもご時世を反映して作られたオリジナルアニメなのかな? と感じていた。しかし実際にはTRUMPシリーズという、十年近く続いているシリーズの内のひとつらしい。TRUMPシリーズでとくに有名なのが舞台で、現行でコミカライズされているのもあるとか。自分はこのシリーズ自体知らなかったけど、固定ファンがかなりの人数いるらしく、SNSでも長年追い続けてきているっぽいファンがアニメを楽しんでいる声を見かける。実はシリーズ全体を知っているとある程度このアニメの展開が読めるらしく、そのネタバレを踏みそうになったのでTRUMPシリーズについて調べるのは途中でやめておいた(なので前述した情報が間違っていたら申し訳ない)吸血鬼×貴族というジャンルに違わず、絵的な作りこみが素晴らしく、豪華絢爛な背景とフリルをふんだんに使った衣装や耽美的な絵柄から圧倒的なパワーを感じます。影を極力つけず、ほぼべた塗りで線画を目立たせた画風が特徴的で、この世界観にマッチしているのが良いな~と思う。三話まで見ていても、作画の崩れもなくて良い。視聴ストレスの無さは制作側も意識してやっていそうで、例えば三話では「育児だけでなく子供への料理も俺がやる!」とダリが意気込むシーンがある。「いやそれはさすがに料理人に任せた方がいいのでは?」と自分は思ったのだが、きちんと後半でやっぱり料理はプロの使用人に任せると方向転換しており、客観的に見てそれは難しくないか? という要素はちゃんと反対してくれてたのがすっきりした。上位的存在に子育てをやらせるということで、なんでもかんでも育児のすべてを体験させて、不躾な言い方をすると現実で育児に追われている女性視聴者の代弁もさせるのかな~と不安になっていたところなので、落としどころを見つけて綺麗なところでバランスをとってくれているのが視聴していて安心できる要素だった(ここ個人的に重要)ここまで褒めっぱなしだったが、不満点もいくつかある。三話時点ではストーリーとキャラ、その両方の要素が薄いな~という印象。ストーリーについては、三話の終わり際に「これから動き出すよ」的な匂わせがされていたのでそこまで不満はない。ただ、その割にはキャラの薄さが目立つな~と。ゲルハルトは全体主義な割に、ダリにだけ異様な執着を見せており、彼ひとりに責務や熱意を過剰に求めているのがたびたび見受けられる。作中でダリの血統のデリコ家が吸血鬼の名門貴族なために、そこまで執着を見せているんだと解説が入るけど、本質的にはキャラ⇔キャラ間の激重感情なのはたぶん意識して作られてそう。三話までの舞台設定を作り上げるために、ゲルハルトひとりの強引さに任せっきりだなというのは思った。そしてその割には、ゲルハルトのキャラとしての魅力や人間味がまだまだ薄いのが悪目立ちしている。正直ゲルハルト以外のエンリケやディーノも、今のところにぎやかし程度の台詞量なのを感じる。子供たちも性格の問題点がうっすらと匂わされているだけで、「このエピソード可愛い!!!!」と明確に思えるシーンが少ないのも物足りないかも。ディーノの子供であるテオドールが、子供勢の中では一番不穏要素をプッシュされているので、これから先事件に巻き込まれたり(人質としての誘拐や怪我など)をするのは彼が一番最初かな~という予想。アニメガチ視聴勢の中には「三話まで見て切るかどうかを判断する」という定説があるらしい。それで言うとデリコズ・ナーサリーは三話までに大きな見せ場・山場が無かったのがもったいないかも。制作的には「ダリの奥さんをゲルハルトが(ネタバレ伏せ)した」ことの種明かしがそうだったのかもしれないが、もっと今の時間軸でキャラが主体的に動いたシーンが欲しかった。わりとあっさり流されてた気持ちもあるし。有名どころで言うとまどマギのマミさんのような部分が本作にも欲しかった。ただやはり、四話以降から殺人事件の捜査と並行して、キャラの掘り下げもしていくだろうからそこまで不満にはなっていない。画面端でたびたびロルカ家の双子姉妹がじゃれあっていたり追いかけっこしているのが映るだけでも純粋に可愛くて満足感が高い。あと、途中で「連続殺人事件の被害者が最後には自〇した」という情報が語られていたが、そのショッキング性がこれまでのほのぼの育児シーンとの対比になっていて、ピリッとしたスパイスが効いていて良かった。これから事件の捜査が動き始めるようなので、こういった格差の大きい場面がたびたび出てくるのかと思うと期待が高まる。シリアスなシーンがあるからこそ、子育てシーンのほのぼのさ、子供たちの可愛さがより強調されていきそうなので……。他にも良かった部分といえば、三話でダリが寝室で、普段とは違う面を見せたシーン(ネタバレ配慮のぼんやりした表現)いつもとは違う優しげな声の演技のおかげで、このダリも血が通った一人の人間なのだというキャラの深みが増した(人じゃなくて吸血鬼だけど……)ダリ以外の三人貴族も、上でキャラが立っていて分かりやすいと書いたが、記号としての個性しか感じられないのもネックになっていると思う。2話くらいでエンリケが子供を仕事に巻き込んだことを妻に責められた時に「ヴラド機関は秘密主義だから仕方ない」的な言葉で冷徹そうにさらっと交わして、その直後に双子姉妹にじゃれつかれた時は何事もなかったかのように笑顔で対応するなど、歪さを見せようとしている部分も挟まれてはいる。仕事ばかりで子供を気にかけようとしない、使用人にそれを指摘されても耳を貸そうとしないディーノと、それに順応するように本ばかり読んでいるテオドールなど、それぞれの家庭の問題点も浮き彫りになっている。ここら辺は、ゲルハルトにすげなく対応されても「でも、お父様といれて楽しかった」とけなげに伝えに来るアンジェリコなどは、まだ修復のしようがありそうに見える。これは子供たちの年齢の差も家庭修復の難易度に現れてくるのかもしれない。こういったシーンをもう少し濃く、魅せて欲しかったな~という思いがある。というかゲルハルト家、まだ妻の姿が見えてなくない?自分が見落としてるだけ? だったらごめん。3話のダリのように、別の側面を見せてくれるとか、もしくは殺人事件絡みで絶体絶命に追い込まれたときにどういう反応をしてくれるのか、そこまで見てキャラの良さが理解できそうなので、今後の展開に期待したい。畳む 2024.9.8(Sun) 16:18:07 感想
今期のアニメ「デリコズ・ナーサリー」を3話まで視聴したので感想を書いていく。
「アニメを見る」という行為そのものが久しぶりで新鮮なので、ここに書いておきたいと思った。
今までの人生で、5話以上見てきたアニメシリーズって多分片手で数えられるくらいなんじゃないかな……。
今でも習慣的に見ているサザエさんとか、一時期ハマっていたサウスパーク・まどマギくらいです(謎ラインナップ)
ちなみに今現在最新話の5話まで視聴済(これを書いた時は3話まで視聴していた)
メインの登場人物は主人公ダリを含めた、ヴラド機関所属の男性貴族4人。
全員が既婚者なので、それぞれに子供がいます。アニメとしてはなかなかに珍しい設定。
話の軸はこの4人による男性主体の子育てと、連続殺人事件捜査の2つが並行して行われる感じ。
事前知識なく視聴した感想なのですが、情報の開示のされ方が丁寧で分かりやすいな、という印象。
直前に書いた「男性主体の子育てと、連続殺人事件捜査の2つの両立」という物語のテーマが第一話の時点ではっきりと表現されているので、「これからどう見ていけばいいのか」の道が舗装されてるのも親切で良い。
このアニメの事前情報をちらっと見た時、「耽美な画風」や「既婚者の成人男性がメイン」という要素を目にして、一部のファンにだけ刺さればいいと作られた、悪く言うと独りよがりで不親切な作風なのかな~という印象があったので、それがひっくり返されるくらいの丁寧で作りでびっくりしました。
世界観特有の単語を出す流れも綺麗で、例えば「繭期の少年少女が~」という台詞が出てきて繭期ってなに? と思っていると、後半のシーンで「誰にでも繭期は来る」「繭期になればクランに入って友を得るんだ」と語りかけるシーンが挟まれて、ああ子供時代のことね、クランは学校的な場所ね、と理解しやすいようにしてくれている。
ここは後ろで流れる映像からも繭期=子供時代とうっすら理解できるようにしてくれている。
逆にぱっと見では分かりにくい単語はすぐに解説が入る。
例えば「TRUMP(トランプ)の存在が~」云々の台詞の直後に「トゥルーオブバンプ(吸血鬼の始祖的存在)」の略であると説明してくれる。
メイン4人の性格がはっきりしているので、キャラを覚えるのにもストレスがかからなくて良い。
1話時点でも、ダリ→個人主義が強い、尊大だが親しみやすい、建前や貴族としての責務を軽視している
ゲルハルト→ダリとは反対に全体主義、貴族としての責務に重みを置いている、そのためなら個人を軽視して圧をかけるシーンも多い
エンリケ→他人をちゃん付けしたりと軟派な印象、しかし軽薄ではなく仲を取り持つシーンが多い、物事に柔軟
ディーノ→ 陰気、子育てよりも仕事を優先、時には声を荒げたりとゲルハルトほどでないにしろ圧の強さを感じる
とはっきり分かるのが良い。
その中でも主役級のダリとゲルハルトが、創作世界でよく見られる黒髪+金髪の二人組の王道(性格等)をある程度踏まえてくれているのを感じる。
そしてこの新規勢への新設設計のおかげで、自分はてっきり単発のオリジナル作品なのかと思っていた。
男性が主体で子育てする、というのもご時世を反映して作られたオリジナルアニメなのかな? と感じていた。
しかし実際にはTRUMPシリーズという、十年近く続いているシリーズの内のひとつらしい。
TRUMPシリーズでとくに有名なのが舞台で、現行でコミカライズされているのもあるとか。
自分はこのシリーズ自体知らなかったけど、固定ファンがかなりの人数いるらしく、SNSでも長年追い続けてきているっぽいファンがアニメを楽しんでいる声を見かける。
実はシリーズ全体を知っているとある程度このアニメの展開が読めるらしく、そのネタバレを踏みそうになったのでTRUMPシリーズについて調べるのは途中でやめておいた(なので前述した情報が間違っていたら申し訳ない)
吸血鬼×貴族というジャンルに違わず、絵的な作りこみが素晴らしく、豪華絢爛な背景とフリルをふんだんに使った衣装や耽美的な絵柄から圧倒的なパワーを感じます。
影を極力つけず、ほぼべた塗りで線画を目立たせた画風が特徴的で、この世界観にマッチしているのが良いな~と思う。
三話まで見ていても、作画の崩れもなくて良い。
視聴ストレスの無さは制作側も意識してやっていそうで、例えば三話では「育児だけでなく子供への料理も俺がやる!」とダリが意気込むシーンがある。
「いやそれはさすがに料理人に任せた方がいいのでは?」と自分は思ったのだが、きちんと後半でやっぱり料理はプロの使用人に任せると方向転換しており、客観的に見てそれは難しくないか? という要素はちゃんと反対してくれてたのがすっきりした。
上位的存在に子育てをやらせるということで、なんでもかんでも育児のすべてを体験させて、不躾な言い方をすると現実で育児に追われている女性視聴者の代弁もさせるのかな~と不安になっていたところなので、落としどころを見つけて綺麗なところでバランスをとってくれているのが視聴していて安心できる要素だった(ここ個人的に重要)
ここまで褒めっぱなしだったが、不満点もいくつかある。
三話時点ではストーリーとキャラ、その両方の要素が薄いな~という印象。
ストーリーについては、三話の終わり際に「これから動き出すよ」的な匂わせがされていたのでそこまで不満はない。
ただ、その割にはキャラの薄さが目立つな~と。
ゲルハルトは全体主義な割に、ダリにだけ異様な執着を見せており、彼ひとりに責務や熱意を過剰に求めているのがたびたび見受けられる。
作中でダリの血統のデリコ家が吸血鬼の名門貴族なために、そこまで執着を見せているんだと解説が入るけど、本質的にはキャラ⇔キャラ間の激重感情なのはたぶん意識して作られてそう。
三話までの舞台設定を作り上げるために、ゲルハルトひとりの強引さに任せっきりだなというのは思った。
そしてその割には、ゲルハルトのキャラとしての魅力や人間味がまだまだ薄いのが悪目立ちしている。
正直ゲルハルト以外のエンリケやディーノも、今のところにぎやかし程度の台詞量なのを感じる。
子供たちも性格の問題点がうっすらと匂わされているだけで、「このエピソード可愛い!!!!」と明確に思えるシーンが少ないのも物足りないかも。
ディーノの子供であるテオドールが、子供勢の中では一番不穏要素をプッシュされているので、これから先事件に巻き込まれたり(人質としての誘拐や怪我など)をするのは彼が一番最初かな~という予想。
アニメガチ視聴勢の中には「三話まで見て切るかどうかを判断する」という定説があるらしい。
それで言うとデリコズ・ナーサリーは三話までに大きな見せ場・山場が無かったのがもったいないかも。
制作的には「ダリの奥さんをゲルハルトが(ネタバレ伏せ)した」ことの種明かしがそうだったのかもしれないが、もっと今の時間軸でキャラが主体的に動いたシーンが欲しかった。わりとあっさり流されてた気持ちもあるし。
有名どころで言うとまどマギのマミさんのような部分が本作にも欲しかった。
ただやはり、四話以降から殺人事件の捜査と並行して、キャラの掘り下げもしていくだろうからそこまで不満にはなっていない。
画面端でたびたびロルカ家の双子姉妹がじゃれあっていたり追いかけっこしているのが映るだけでも純粋に可愛くて満足感が高い。
あと、途中で「連続殺人事件の被害者が最後には自〇した」という情報が語られていたが、そのショッキング性がこれまでのほのぼの育児シーンとの対比になっていて、ピリッとしたスパイスが効いていて良かった。
これから事件の捜査が動き始めるようなので、こういった格差の大きい場面がたびたび出てくるのかと思うと期待が高まる。
シリアスなシーンがあるからこそ、子育てシーンのほのぼのさ、子供たちの可愛さがより強調されていきそうなので……。
他にも良かった部分といえば、三話でダリが寝室で、普段とは違う面を見せたシーン(ネタバレ配慮のぼんやりした表現)
いつもとは違う優しげな声の演技のおかげで、このダリも血が通った一人の人間なのだというキャラの深みが増した(人じゃなくて吸血鬼だけど……)
ダリ以外の三人貴族も、上でキャラが立っていて分かりやすいと書いたが、記号としての個性しか感じられないのもネックになっていると思う。
2話くらいでエンリケが子供を仕事に巻き込んだことを妻に責められた時に「ヴラド機関は秘密主義だから仕方ない」的な言葉で冷徹そうにさらっと交わして、その直後に双子姉妹にじゃれつかれた時は何事もなかったかのように笑顔で対応するなど、歪さを見せようとしている部分も挟まれてはいる。
仕事ばかりで子供を気にかけようとしない、使用人にそれを指摘されても耳を貸そうとしないディーノと、それに順応するように本ばかり読んでいるテオドールなど、それぞれの家庭の問題点も浮き彫りになっている。
ここら辺は、ゲルハルトにすげなく対応されても「でも、お父様といれて楽しかった」とけなげに伝えに来るアンジェリコなどは、まだ修復のしようがありそうに見える。
これは子供たちの年齢の差も家庭修復の難易度に現れてくるのかもしれない。
こういったシーンをもう少し濃く、魅せて欲しかったな~という思いがある。
というかゲルハルト家、まだ妻の姿が見えてなくない?
自分が見落としてるだけ? だったらごめん。
3話のダリのように、別の側面を見せてくれるとか、もしくは殺人事件絡みで絶体絶命に追い込まれたときにどういう反応をしてくれるのか、そこまで見てキャラの良さが理解できそうなので、今後の展開に期待したい。
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