memo

ジャンルのこと、サイトのことなどモリモリ書き散らしてます。CPについての語りも急に飛び出すので注意。▶︎サイトに戻る

No.34

#サイコダイバーシリーズ

「赤坂のプリンス・ホテルに宿をとっとくよ。そこに電話をくれ」
「わかった」
「金を貸せという電話はごめんだぜ」
 毒島は、そう言ってから、助手席のドアを押し開け、外に出た。横から運転席のあるほうにまわりこんだ。
 運転席の、開いた窓の縁に外から肩肘を乗せ、
(中略)
「こいつの暗い性格がいやになったら、いつでもこの毒島の獣太さんがいるからな」
 片眼をつぶってみせた。
 別れ際に、文成の胸を拳で突き。
「文成よ、てめえ、その暗い性格と暗い面をなおしとくんだな。でねえと、てめえとつきあう女は、気が滅入るぜ」
 そう言った。


ア~~~~~~~~~~~毒島獣太良すぎ本当に良い男過ぎる……。
作者本人から「きわめて下品」と評される性格なことはガチでそうなんですが、それはそれとして「この男を好きでいて良かった」「この男のこういうところを見たかった」「この男のこういう所が好きで惹かれたんだ」と思い出させてくれる男なところがサイコ~~なんだよ~~~~~~……。
男女カップルを前にして、女側にこれを言って男側にこう言ってくれるの最高以外の何物でもないよ。
たぶん生涯を通じて自分は毒島獣太のことが好きだと思う。

感想