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欲深い二匹(※R18)
※晶くんが割と積極的、♡喘ぎ、潮吹きあります ※書きたいところだけ書いた 「可愛い」と耳元で囁かれて、それだけで賢者はくたりと脱力しそうになる。 …
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倫理の不在(※R18)
※晶くんと恋人同士だと思い込んでるミと、思い上がってはいけないと思っている晶くんです ※♡喘ぎあります ミスラは愛情表現が独特だ。 賢者とミスラが添い寝を始めて…
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やがて僕らが箍を外す頃
この歳に至るまで、性行為の経験が無かった。理由は明白で、他人に失望されたくなかったからだ。 「そういう行為」をしようとした時、ある種の「役目」を…
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つなぎとめたいから汚した(※R18)
アルハイゼンの舌に、口の中を探られるのが好きだった。濡れた粘膜の隅々まで、彼の舌先が触れていく。ただそれだけで、手指から力が抜けていくほどに気持ちよかった。 …
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幸せになれたらいいのにね(※R18)
「君は痛いのが好きなのか」 そう尋ねられたとき、その言葉の意味をすぐには理解できなかった。蒸し暑い夜で、ベッドの上で絡ませた手足は、直前の行為のせいで火照って…
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遺書代わりの小説8
はじめてあかねちゃんと話した日のことを書こうと思う。 私が三年生の時の真夏日だった。 その日は、母親の友人が朝から家を訪ねてきていた。二人は居間のテーブル…
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離陸せしめる
これは夢の中の出来事だ。 白と黒を基調にした内装も、手足の感触も、静まり返った屋敷の様子も、すべて夢の中の産物だろう。彼はそう理解しながら、いたって冷静に自…
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遺書代わりの小説7
四年生の頃、一日の終わりにする帰りの会に、「みなさんから」という項目があった。日直の「みなさんから何かありませんか」という号令を機に始まる。 その名の通り、…
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砕け散り、風に吹かれる花みたいにして
冬の昼間だった。空は綺麗に晴れていて、少し乾燥した空気には雪の匂いが含まれていた。 中央の市場はずいぶん賑わっていた。以前ミスラたちと訪れた冬のマーケットほ…
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沈殿と浮上
「なにか欲しいものはある?」 男にそう聞かれて、ほんの一瞬考えた後に「お風呂に入りたいです」と晶は答えた。 「おふろ?」 「はい、昨日からずっとシャワーも浴び…