原神
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リオリネ(原神)※R18
リオセスリさんから注文がある時は決まって面倒くさい。いつもみたいに突然ベッドに押し付けられる方がずっと楽だ。 ベッドの脇、床に膝をついている自分の視界が、彼の…
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ブレス・コントロール・プレイ(※R18)
※軽度のSMと窒息プレイ描写あります リネはきれいな子供だった。ただきれいというだけではない。どこか不穏な影をまとった子供であった。 何か、後ろ暗いことをし…
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破滅願望
「抱いていいよ」とリオセスリさんに言った時、さして深い理由はなかった。その関係になる決心がついたとか、そんな美しい理由ではない。もし言語化するのであれば「その…
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苦痛
「お兄ちゃんもそろそろ、兄弟離れしなきゃね」 そう妹に言われたのは、およそ一年前のことだっただろうか。思いがけない提案だった。 実の妹にそう言われたこと自…
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たぶん一生、
まさかこの自分が、遊園地でデートをすることになるとは思ってもいなかった。自分の性格だとか年齢だとか、それらを全部ひっくるめてそういうものが似合わない男だと自覚…
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入水
明日は久しぶりの休みだから、とトーマを寝所に招き入れた。静かな夜だった。トーマは望む通りのことをしてくれた。着物の合わせ目から潜り込んで、少しずつ体を暴いてい…
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さざ波のように揺らぐ
雨の降る、静かな夜のことだった。 窓の外からは、雨音がひそやかに聞こえていた。ワイナリーの中心に位置するディルック邸では、この天気のためにいつもより早く灯り…
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近くて遠い場所にある
『お昼 いっしょに食べませんか』 平日の昼間、突然送られてきたそのメッセージをもう三度は読み直した。オフィスの自席で、大きく息をつきながら椅子の背もたれに身を…
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アルカヴェ(原神)
部屋に射し込む日差しのまばゆさに、カーヴェは目を覚ました。むずがる赤子のように、顔をしかめては目を擦っている。 彼はタオルケットを目元まで引き上げた。覚醒し…
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やがて僕らが箍を外す頃
この歳に至るまで、性行為の経験が無かった。理由は明白で、他人に失望されたくなかったからだ。 「そういう行為」をしようとした時、ある種の「役目」を…