銀博
-
どうもこうもない(※R18)
「でも、セックスはしばらくできないよ」 シルバーアッシュがドクターと恋人同士になって、まず最初に告げられたのがそれだった。 恋人になる。その言葉に含まれる甘…
-
銀博
(アークナイツ)
※博がくたびれた中年の姿をしている設定です 「君か」 目が覚めてすぐ、視界に映るシルバーアッシュの姿に、思わずそう口にしていた。 「起こしたか」 「ううん」 …
-
銀博
(アークナイツ)
ロドス艦内の廊下の隅に、エンヤとエンシアが佇んでいた。 まるでエンシアを慰めるように、身を寄せ合って二人が向かい合っている。彼女たちの服装は普段と違っていた。…
-
銀博
(アークナイツ)
ケルシーという存在は、いついかなる時、どんな場所に立っていても「所在なさげにしている」ことがない。何かしらの使命、もしくは責務があって彼女はここにいるのだと、…
-
銀博
(アークナイツ)
以前から、シルバーアッシュにはある独特な習慣があった。奇癖とも呼べるものかもしれない。それは、ドクターと二人きりになった際に、ドクターの手首を強く掴む、という…
-
銀博
(アークナイツ)
初めてドクターの素肌に触れた日のことを、シルバーアッシュはよく覚えている。 細い腕だった。「いま龍門は暑いから、そのせいで肘の内側を搔きこわしちゃって」と彼…
-
銀博
(アークナイツ)
シルバーアッシュは幼い頃、まったく同じ悪夢を繰り返し見たことがあるらしい。 その夢は決まって彼の――シルバーアッシュ家の屋敷の中から始まる。 夢の中で、彼…
-
ふさわしい相手
「時々考えるんだ」 ドクターはそんな風に切り出した。 「君にはもっとふさわしい相手がいるんじゃないかとね」 「ほう」 言葉を返したのは、ドクターの隣に立つシ…
-
電話
「いると思わなかった」 電話を繋いだ瞬間の、第一声がそれだった。 執務室の卓上に置かれた、アンティーク調の電話機。そこにかけてくる者は限られていた。耳に飛び…
-
遊戯
ビリヤード台の木枠が、照明を受けて濡れたように光っている。ロドス艦内の娯楽室に置かれているものだ。細かな傷はあるものの、高価な代物であると分かる。ここに入院し…