いもげでトキワシティアンチスレとムロタウンアンチスレを読みながら寝落ちしていた。
アンチスレとは言いつつも、本当にアンチ思考を持った人たちが集まっているのではなく、アンチスレという名目のもとに当時の思い出語りをする書き込みばかりで、なかなかに面白かった。
トキワシティに関しての、「酔ったオッサンに操作を乗っ取られるのがなんかすごい嫌悪感あった」になるほど……となった。幼少期の自分も、おそらくこういう感覚を抱いていただろう。
あと、このおじさんはそんなに捕獲するのが上手じゃなかった気がする。チュートリアル役なのに。
しかし、ロケット団のボスであるサカキがジムリーダーをしていること・ジムがある場所として最初に訪れる町なのに、システム的には一番最後に訪れる町だという設定だけで、途方もないロマンがある。
話をアンチスレに戻すが、スレ内の書き込みを読んで、ムロにはフレンドリィショップが無いことに初めて気がついた。
だからボールも傷薬も買えないはずなのに、何の不便も感じていなかった。
開発側からしても店がいらないレベルの町に調整していたのだろうが、何度も周回していたゲームで初めての気づきを得られたことが新鮮だった。ムロタウンについては、洞窟でダイゴさんに会えることと、ジムのギミックがなかなかに面倒だったことだけ印象に残っている。
スレ内で「街の彩りに世界があるんじゃない。世界の骨格が先にあって街がある。ホウエンはそんな感じだ。思ったよりもファンタジー寄りだ」
という言葉があってたしかに……と考えさせられた。
火山灰を降らせる町を作りたい!ダイビングが必須な町を作りたい!というのが先に来ていそうだ。そう思うとやはり各町の個性の立ち方がファンタジーだなと思う。
金銀の町も印象的なのが多いけど、町全体がというより変わった観光名所(建物)が印象的で、ルビサファは町自体が一つの個性のもとに成り立ってる感じ。
天気研究所とか火山灰とか、天気がコロコロ変わったり水たまりに反射する自分の姿も好きだった。
大人になってから改めてプレイすると、当時とは違う視点を持つ、というのはポケモンあるあるだと思う。
たとえばカナズミシティは、序盤にしてはめちゃくちゃデカい町だよな……と思うし、今になって考えるとこれはデボンコーポレーションという大企業のパワーのおかげなんだろうなあ……と考えるとダイゴさんの旨みが増していくね。
そういえば、昔のポケモンのような、あんまりキャラキャラしてない(キャラキャラしてない!?)ゲームで初めて「イケメンキャラだな……」と認識したのがダイゴさんだった気がする。
子供向けアニメにたまに出てくる、女児狙い打ちイケメンキャラを見た時みたいな気持ち。
ムロの洞窟で出会った時だけで見ればそうでもないんだけど、その後トクサネの宇宙センターで敵組織相手にダブルバトルできたのが子供ながらにウオオオ〜!燃え!と心の高まりを感じた。
あのダブルバトル用の背中がすごく好きだった。
それを見るためだけに直前でセーブして何度も繰り返していた時期があった。
ちなみに、ムロの洞窟でダイゴさんと出会った時のイベントは、珍しくゲーム本編よりもポケスペの方が好きです。
ポケスペだと、手紙を届けに来たルビーと一緒に、洞窟内で大量発生したクチートへ対処するシーンになってるんですよね。
そしてルビーに年齢を聞いた後に「16歳だったらスカウトしていたのに」的なこと言うのが当時グッときていた(ポケスペ内でルビーは11歳)
ダイゴさんの中で、11歳と16歳の間に責任能力や法律的安全圏(?)などのグレーゾーンがあるのかもしれない、と考えるだけでオタク的興奮が湧き上がってくるのを感じる。
ここまで書いていて、ポケスペをまた読み返したくなってきた……引越しの際に一気に処分したのが惜しい……。
買うか……電子書籍で……。